2019/01/07 11:49
2019年がはじまり、やっと仕事始めといった雰囲気です。
北海道も冬。
畑へ向かう道は、雪で閉ざされています。
道路に近い畑ならば、写真も撮れるのですが、
山のてっぺんの畑まで1km。
くねくねと曲がり、でこぼことした車1台だけ通れる道。
雪の中で春を待つラベンダー畑も、ぽこぽこと株の形に雪が積もっていてかわいいのです。
それをお見せできないもどかしさ。
冬は雪囲いをするの?
とたずねられます。
基本的に、畑として栽培しているラベンダーの雪囲いはしません。
雪の多い地域では、雪の重みで枝が折れないよう、縄で株をしばり植物を守る習慣があります。
このあたりでも、個人宅のラベンダーは時々、縄で一株一株縛られているのをみかけます。
個人で楽しむラベンダーを雪囲いをしてやるのは、いいことだと思います。
畑で、自然のままに冬を越したラベンダーは、
春になると、ぺったりと地面につくように広がって顔を出します。
あまりにつぶれているので、大丈夫なのかと心配になりますが、
自然と起き上がってきます。
けれど、太い枝は折れていたり、傷んでいたりします。
それでも、ラベンダーの生命力、植物の生命の力を感じるときでもあり、
日に日に、いつもの姿に戻っていくラベンダーをみては、
そのたくましさに驚かされるのでした。